ふる|受験生応援ライターのブログ

元早大生が受験生に向けて発信します

自己紹介(高2~受験終了)

今週のお題「試験の思い出」

今日は、なぜブログを始めたのかみなさんに伝えたい!と思ったので、自己紹介をします。
 
🔽早速ですが、どうぞ🔽
 

 

 

 

ぼんやりした毎日

 
私は普通の県立高校の新高2。偏差値は60弱で成績は真ん中くらい。
授業をそれなりに聞いて部活をなんとなくやってという毎日でした。
将来の夢も小さいころからありません。
 
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そんな感じなので
(そろそろ大学受験のことを考えなければ)と思っていたものの、
自分の将来のことは考えたくありませんでした。
何のとりえもないので自信もありません。
 
そんな私にも一応大学に行く目的がありました。
それは「良い会社に入るため」でした。
(偏差値は高くなくても就職に強い大学に入れたら良いな…)
これも漠然と考えているだけです。
 
そんなとき、一本の電話が。
「近くに塾ができました。今なら優待価格で入れるのでよかったら説明だけでも聞いてみませんか」
塾の勧誘の電話でした。
 

運命の電話

 
私は高3から塾に入るつもりでした。
(受験生になってから入ればいっか、まだ受験勉強したくないし)
金銭的な問題もありますが、それ以上に受験への意識が低かったからです。
 

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塾の勧誘の電話なんて怪しい…今回の電話もいつものように断るつもりでした。
しかし話を聞いていくと
 
・勉強の計画を立ててくれる
・高3からの入塾と金額が変わらない
 
ということを言われました。
 
母は「説明を聞いてもいいし聞かなくてもいいよ」と言ってくれました。
このときなぜか説明くらいは聞いてもいいかもという気持ちになりました。
 
後から考えると、
高3からより今入ったほうが将来の選択肢が広がるかも
良い会社に入れるかも
と思っていた気がします。
 
そして、あっという間に塾に説明を聞きに行く日が来ました。
通っている高校についてなどの雑談をしたあと、
電話で持ってくるように言われていた学校の成績を渡し、
塾の先生が志望校を考えてくれることに。
そこで、驚く一言を言われました。
「早稲田を目指すのはどう?」
私はそこまで良い成績でなかったのにもかかわらずです。
 
信じられない気持ちでした。
早稲田ってあの私立最高峰の早稲田?
私の認識はどうやら合っているようでした。
 
「良い会社に入りたいなら早稲田がぴったりだと思います」
塾の先生が説明しているのをぼんやりと聞きながら
 
(私の将来をそんなに期待してくれる人がいるんだ。)
と嬉しくなりました。
 
今考えるとはったりをかけていただけかもしれませんが。
 
「早稲田に通っている自分を想像してみて」
颯爽とキャンパスを歩いている私が想像でき、わくわくしてきました。
あの早稲田に受かったら素晴らしい未来が待っている気がする!
 
このときは単に想像していただけですが、受験勉強に前向きな気持ちになりました。
 
こうして早稲田を目指して受験勉強が始まりました。
 
 

 
 
 

受験勉強START

 
2、3日はやるぞ!という気持ちで勉強に励みました。
しかし、勉強はスムーズに進みません。
 
まず最初にぶつかった壁は「勉強の習慣」です。
一応運動部に所属していたので、部活で動いた後は眠くなります。
また、今まで毎日勉強なんてしていなかったので、
(今日は勉強しなくて良いかな)と思ってしまいます。
 
困ったことに勉強を始めても集中できないことが多々ありました。
塾で勉強の計画を立ててくれましたが、そんなこんなで全部終わらせることはできません。
 
ということで、発想を少し変えることにしました。
定期テストを目標に据えたのです。
30人ほどいるクラスで10位以内を目指すことにしました。
 
定期テストは短いスパンであるので目標を定めやすいです。
また見栄っ張りな私は、順位という明確な数字で表されるものが合っていたように思います。
 
学校ではいつも2週間前からがテスト期間だったので
3週間前から定期テスト勉強を始めてみることに。
 
そうすると、定期テストは受験に比べてすぐそこに迫っているので
危機感が出て勉強が進みました。
受験だと「まだまだ先だな」という感じですが、定期テストだったらすぐそこにあるので「やらなきゃ!」という気持ちになれたのです。
 
定期テスト勉強で意識したことは「とにかく繰り返す」。
ワークや問題集はまず3回は繰り返し、それでも間違える問題は自力で解けるまで繰り返し解いていました。
 
私は文系ですが、数学の問題集も同じように解きました。
何度も間違えた問題は問題を見ただけで答えが思い出せるほどになりました。
 
これが受験勉強のためになっていたかは分かりません。
ですが、「テスト勉強を最後までやり抜いた」という自信がつきました。
また、国語・英語などの勉強の「内容」より、繰り返し復習するという勉強の「方法」の訓練にもなりました。
 
定期テストの結果はなんとクラス5位でした。
順位が発表された日はうれしくて心の中でスキップしていました。
いや、実際にスキップしていたかもしれません。
 
定期テスト勉強を3週間前から勉強することができたので、
この延長線で受験勉強をしていくことにしました。
 
部活後は1時間後程度でしたが毎日勉強できるようになりました。
私は家で勉強できない派なので、帰り道にある地域の交流センターや塾に寄っていたことが勉強の習慣がついた要因だと思います。
また定期テスト勉強からだんだん受験勉強にシフトしていったことも大きいです。
 
いきなり受験勉強を始めるのは難しいのでまず「毎日15分を1週間」と設定して
それが達成できたら「毎日30分を1週間」というように時間を増やしていくのもおすすめです。
ここでのポイントは「毎日勉強」は崩さないということです。
毎日勉強できることが受験勉強を最後まで続けられることに関わってきます。
 
話は戻り、高3の最初のテストではクラス2位、それ以降は1位を取り続けることができましたが、この辺りの詳しい話は別の機会に譲ります。
 

最大の試練

 
そして時は過ぎ8月。
最大の試練がやってきました。身近な人が推薦でGMARCHに決まったのです。
ちなみに私より通知表の評定が低かったので私も推薦を申し込んでいればGMARCHに入ることができたというのが逆にいけなかったのかもしれません。
私の通っている高校は日東駒専レベルでGMARCHに行ければ万々歳なのもあり
(ここで推薦で終わらせておくべきだったのだろうか)
私の一般受験で早稲田を目指すという無謀な選択は間違っていたのだろうか)
 

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この考えがなかなか頭から離れません。
 
ですが、今さら推薦の枠を取ることはできないので勉強を続けることに。
このときは部活も終わっていて毎日こつこつ勉強するのが当たり前になっていました。
 
ですが、また勉強の手が止まってしまいました。
一定まで成績が上がるとなかなかそこから上がらず成長が感じられなくなってしまったのです。
勉強は手につかない。でも勉強しないと入試に間に合わない。
と気持ちだけが焦る毎日。
そのとき、母が一言言いました。
早稲田祭行ってみたら?」
 
このときは10月でちょうど早稲田祭の時期が迫っていましたが、
勉強時間が減ってしまうため行かないつもりでした。
「え…時間がもったいないから行きたくない」
 
ですが母が続けます。
「集中できないまま勉強していても意味ないよ」
(たしかに。。早稲田祭に行ってみれば何か変わるかもしれない)
 
ということで早稲田祭に行くことを決めました。
 

ある早稲田生との出会い

 
当日行ってみるとサークルの出し物があちこちで行われています。
(早稲田生ってすごい!こんなに一生懸命になれるんだ)
 
また受験生相談コーナーがあることを事前に調べていたので向かいます。
教室に入り、一般受験で合格した早稲田生(Aさんとします)に相談できることに。
Aさんに相談できたことによって、勉強の集中度合いが格段にアップしたのです。
Aさんは勉強に集中できない、今から本当に早稲田に受かるのかという悩みを一通り聞いてくれました。
Aさんの学生生活も教えてくれました。
難しそうな勉強を頑張っていて充実した生活を送っているということでした。
そして最後には4月には早稲田で会いましょうと勇気づけてくれました。
(早稲田に入ったらこんな風にかっこいい人になれるのか…!
しかも今日初めて会った見ず知らずの人にここまで親身になってくれることなんてあるんだ)
と感動したことは忘れることはできません。
今振り返ってもAさんに相談したことで受験勉強を続けることができたと思います。この後もう会うことはありませんでしたが本当に感謝しています。
 
そのまま塾に向かい自習室に行き勉強しました。そのときの集中力は早稲田祭に行く前とは段違いでした。
(見ず知らずの人にも優しくできる、こんなキラキラした人になりたい)
「早稲田に行きたい」という明確な目標ができた瞬間です。
考えてみると今までは良い会社に入るために「良い大学に行きたい」と漠然とした目標だった気がします。
その後も受験が近づくにつれて心が折れかけることは何度もありました。
しかし、「早稲田に絶対受かるんだ」という気持ちを思い出すことで勉強を続けることができました。やはり目標が明確にあると強いです。
 
そして最後まで貪欲に知識を入れていき、入試を受け合格発表の日。
なんと早稲田に受かることができました。合格発表を見たときの喜びは今でも忘れられません。
受かったのは、早稲田は早稲田ですが学部でいうと第二志望でした。(完全なサクセスストーリーでなくてすみません(笑))それでもあの早稲田に受かったのが本当に嬉しかったです。
 

最後に

 
私も僭越ながら受験生の背中を押してあげられる存在になりたいと思いブログを書いています。
お悩みや相談したいことがあればいつでもご連絡してください。ブログのコメントでもTwitterのDMなどなんでも大丈夫です。お待ちしています!!
 

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